3月3日知的財産戦略本部の第2回構想委員会が開かれ、知的財産推進計画2023検討の視点(案)が提示され、「知的財産推進計画2023」に向けた検討が行われています。
資料5知的財産推進計画2023検討の視点(案)の<現状認識>としては、 『米国や欧州企業は、2010年以降、急速にマークアップ率が上昇する一方、日本企業は、低水準で推移、知財・無形資産による差別化により、マークアップ率を引き上げることが成長と分配の好循環のため必要。』 とされ、多様なプレイヤーが社会に蓄積された知的財産を最大限活用できる社会の一層の推進(1.デジタル時代のコンテンツ戦略における先行的トライアル、2. オープンイノベーションと知財マネジメント)を<知財分野における課題仮説>としています。 そして、「知財・無形資産ガバナンスガイドライン」については、<主な施策の柱>の中の産業競争力の知財投資の中で、『本年3月改定の「知財・無形資産ガバナンスガイドライン」では、企業価値評価をめぐる、投資家等と企業との思考ギャップを埋めるツールであるROIC逆ツリー等のコミュケーションフレームワークを提示するともに、アセットオーナー等へ知財・無形資産に注目した中 期的な運用・エンゲージメントに対するコミットメントを求めている。本ガイドラインの普及・実践を推進すべく、投資家等からの評価を企業経営者に対し、直接フィードバックしうる取組等について検討する。』とされています。 資料5 知的財産推進計画2023検討の視点(案) https://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/tyousakai/kousou/2023/dai2/siryou5.pdf 3月6日から「知的財産推進計画2023」の策定に向けた意見募集も始まりました。(4月7日まで) 「知的財産推進計画2023」の策定に向けた意見募集 案件番号095230240 案の公示日2023年3月6日 受付締切日時2023年4月7日23時59分 所管省庁内閣府 https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public 意見募集要領(提出先を含む) https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000249496 知的財産戦略本部 第2回構想委員会 令和5年3月3日(金) https://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/tyousakai/kousou/2023/dai2/gijisidai.html (1)新たな情報財検討委員会報告書等のフォローアップについて (2)「知的財産推進計画2023」に向けた検討について 配付資料 資料1 AI生成物と著作権について 資料2 限定提供データと損害賠償額算定規定について(経済産業省) 資料3 AIの作成・利活用促進に向けた方向性等について(特許庁)( 資料4 特許審査を通じたイノベーションの創出に向けて(特許庁) 資料5 知的財産推進計画2023検討の視点(案) 資料6 コンテンツ戦略WGの検討課題等について 資料7 クリエイトジャパンWGに向けて 資料8 遠藤委員提出意見 参考資料 バリューチェーン共同参画型オープンイノベーション促進に向けた知財ガバナンスを巡る課題
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著者萬秀憲 アーカイブ
December 2024
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