9月13日~15日、東京ビッグサイト(東京都江東区)東6ホールで、「2023特許・情報フェア&コンファレンス」(発明推進協会、日本特許情報機構、産経新聞社主催)が行われています。
今回の参加者は、13日3,136名、14日4,704名ということです 前回(第31回 2022特許・情報フェア&コンファレンス)は、2022年11月9日(水)~ 11日(金)で、9日1,834人、10日2,981人、11日4,596人で合計 9,411名の参加者で、コロナ禍前は、2019年19,672名、2018年20,491名が参加していました。 今年は、AI、特にChatGPTなどの生成AIを組み込んだサービスが増えていることが特徴です。出展者プレゼンテーションの紹介タイトルを見ても、49のプレゼンテーションのうち14(29%)のプレゼンテーションのタイトル中にAIの文字が入っていました。 9月14日には、「知財DX2023 知財業界におけるAI活用 の行方~開発・普及の現状と課題、近未来像を考える~」という特別フォーラムがおこなわれました。 澤井智毅・WIPO日本事務所長による基調講演「“AIと知財”をめぐる国際情勢」は、世界知的所有権機関(WIPO)が、「知的財産と先端技術に関するWIPO対話」を開催するなど、AIを始めとする先端技術が知財政策に与える影響について、世界へ様々な情報発信をしていて、基本的な論点がしっかり提示されており、世界中で進んでいるAIと知財の議論の状況が解説されました。 日本マイクロソフト(株)の田丸 健三郎 氏は、マイクロソフトの立場からの話、及び、個人的な見解も述べられ、生成AIを巡る議論の難しさを感じ取ることができました。 3Dデジタルコンテンツを提供しているbestat(株)Founder&代表取締役松田 尚子 氏の話、弁理士の立場からの大沼 加寿子 氏(大澤特許事務所 弁理士、日本弁理士会 副会長)の話、R&D知財グループウェア「THE調査力AI」など特許情報サービスを提供している平尾 啓 氏(アイ・ピー・ファイン(株)取締役副社長)の話からも、生成AIによる影響が広範に及ぶことを感じさせるものでした。 特別フォーラムの内容は、後日詳細な報告書がだされるものと期待しています。 2023特許・情報フェア&コンファレンス https://pifc.jp/2023/visit/
0 Comments
Leave a Reply. |
著者萬秀憲 アーカイブ
December 2024
カテゴリー |