毎年発行されている「特許行政年次報告書」の2022年版が公表されました。
2022年版の報告書では、国内外の出願・登録状況や審査・審判の現状を、より効率よく把握できるよう、統計情報に重点を置き、ポイントを絞った記載にするとともに、これまでの<本編>及び<統計・資料編>の2分冊を合本し、コンパクトな報告書となっています。 2022年版の報告書から知ることができるポイントは、 ・2021年の特許出願件数及び特許審査請求件数は前年より増加した。 ・外国人による日本への特許出願件数では、中国のみではなく米国・欧州からの日本への出願件数が前年より増加した。 ・商標審査の一次審査通知の件数(FA件数)が前年比23.3%増と大幅に増加した。 であるとのことです。 https://www.meti.go.jp/press/2022/07/20220727002/20220727002.html 日経新聞が取り上げたのは、「21年の商標登録、最多の17万件超 登録まで2カ月短く」という記事で、特許庁は審査に関わる調査などで人工知能(AI)を導入したり、外部委託したりすることで効率化を進めていたこと、商標の審査官も17年から40人ほど増やしていることも紹介しています。 21年の商標登録、最多の17万件超 登録まで2カ月短く https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA273ZB0X20C22A7000000/ 企業の知財担当にとっては、特許登録件数上位200社(2021年)の出願・審査関連情報、意匠登録件数上位20社(2021年)の登録件数推移、商標登録件数上位20社(2021年)の登録件数推移が、会社の実績が成績表のように公表されるので、毎年気になります。 特許登録件数上位200社(2021年)の出願・審査関連情報 https://www.jpo.go.jp/resources/report/nenji/2022/document/index/020210.pdf 意匠登録件数上位20社(2021年)の登録件数推移 https://www.jpo.go.jp/resources/report/nenji/2022/document/index/020211_12.pdf 商標登録件数上位20社(2021年)の登録件数推移 https://www.jpo.go.jp/resources/report/nenji/2022/document/index/020211_12.pdf
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著者萬秀憲 アーカイブ
June 2023
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