12月1日に開催された「G7デジタル・技術大臣会合」で、G7構成国・地域のほか、関係国際機関が参加し、広島AIプロセス(議長:鈴木総務大臣)及びDFFT(議長:河野デジタル大臣)について議論を行い、成果文書として、「広島AIプロセス G7デジタル・技術閣僚声明」及び「DFFT G7デジタル・技術閣僚声明」が採択されたということです。
「広島AIプロセス G7デジタル・技術閣僚声明」の主なポイントは以下の通り。 『(1) 以下の4要素から構成される「広島AIプロセス包括的政策枠組み」の策定 (1)生成AIに関するG7の理解に向けたOECDレポート (2)全てのAI関係者向け及び高度なAIシステムを開発する組織向けの広島プロセス国際指針 (3)高度なAIシステムを開発する組織向けの広島プロセス国際行動規範 (4)プロジェクト・ベースの協力 (2) 広島AIプロセスを更に前進させるための作業計画の策定』 高度なAIシステムを開発する組織向け(11項目)だけでなく、全てのAI関係者向け(1項目)が付け加えられたのがポイントのひとつのようです。 『AI 関係者は第 12 の指針に従うべきである ⑫ 高度な AI システムの信頼でき責任ある利用を促進し、貢献する。 AI 関係者は、高度な AI システムが特定のリスク(例:偽情報の拡散に関するもの)をどのように増大させるか及び/又は新たなリスクをどのように生み出すかといった課題を含め、自分自身そして必要に応じて他者のデジタル・リテラシー、訓練及び認識を向上させる機会を求めるべきである。 全ての関連する AI 関係者は、高度な AI システムの新たなリスクや脆弱性を特定し、それに対処するために、必要に応じて、協力し情報を共有することが奨励される。』 令和5年12月1日 G7デジタル・技術大臣会合の開催結果 https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin06_02000283.html 広島AIプロセスG7デジタル・技術閣僚声明 【原文】 https://www.soumu.go.jp/main_content/000915261.pdf 広島 AI プロセス G7 デジタル・技術閣僚声明(2023年 12 月 1 日) (仮訳) https://www.soumu.go.jp/main_content/000915262.pdf 本閣僚声明の主なポイントは以下の通りです。 (1) 以下の4要素から構成される「広島AIプロセス包括的政策枠組み」の策定 (1)生成AIに関するG7の理解に向けたOECDレポート (2)全てのAI関係者向け及び高度なAIシステムを開発する組織向けの広島プロセス国際指針 (3)高度なAIシステムを開発する組織向けの広島プロセス国際行動規範 (4)プロジェクト・ベースの協力 (2) 広島AIプロセスを更に前進させるための作業計画の策定 生成AI「国際指針」で初の合意、開発者から利用者まで対象…G7が閣僚声明 2023/12/02 https://www.yomiuri.co.jp/economy/20231201-OYT1T50261/ G7、生成AIで初の包括ルール 偽情報対策などで合意 2023年12月1日 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA010IF0R01C23A2000000/ 生成AIで初の包括ルール、G7で合意へ 利用者にも「責務」求める 2023年12月1日 https://digital.asahi.com/articles/ASRCZ74G3RCZULFA01G.html
0 Comments
Leave a Reply. |
著者萬秀憲 アーカイブ
December 2024
カテゴリー |