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​よろず知財コンサルティングのブログ

リチウムイオン電池が拓く未来社会

7/3/2021

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3月2日に開催された第20回 JIPA 知財シンポジウムで、特別講演「リチウムイオン電池が拓く未来社会」(旭化成株式会社 名誉フェロー 吉野 彰 氏)を聴講しました。
https://www.jipa.or.jp/form/20sympo.html
リチウムイオン電池(LIB)は小型・軽量化を実現した二次電池であり、現在のモバイルIT社会の実現に大きな貢献をしてきた。モバイルIT用途分野(小型民生用途)においては、􀀁􀀂年以上の市場実績があり、電池性能の向上、信頼性の向上、コストダウンが実現されてきた。そして現在、車載用(電気自動車用)という次の転換期を迎えている。ここでは、単に車が電動化されるということだけではなく、LIBがIoT, AI, 􀀂Gといった未来技術と融合した時に起こる大きな社会変革が予想される。講演ではLIB開発の歴史を特許の面を含め振り返るとともに、未来の車社会についても述べてみたい。
 
 
リチウムイオン電池の定義が特許のクレームと同じとして、要件をそれぞれの寄与された方の紹介とともに解説。
「カーボン材料を負極③、
Liイオン含有金属酸化物を正極②とし、
 電気化学的インターカレーション①に基づく
非水系電解液二次電池」
②&③が吉野氏
 
 
1985年の私の文献は特許第1989293号しかありません。明らかに特許文献がノーベル賞の根拠になっている。学術文献ではなく特許文献も対象になるという事実は産業界の研究者に大きな励みになる。
20世紀中頃には、リチウムを使えば起電力の大きな電池ができると考えられていた。 1970年代後半~1980年にウィッティンガム氏、グッドイナフ氏(共に2019年化学賞受賞)が各々リチウムを用いた二次電池を提案。しかし、安全性などの問題から、実用化は難しかった。負極の材料として炭素材料を開発。層状の炭素材料の層間にリチウムイオンを取り込むことを可能とすることで安全性の問題を解決。
この開発プロセスでの課題解決について説明されました。炭素材料に行き着くのに、ユーザーの厳しい要求があったこと、炭素材料であればなんでも良かったわけでなく開発中の特殊な炭素材料がたまたま入手できたこと、等々。
 
○2019年ノーベル化学賞授賞二つの理由
1.リチウムイオン電池の発明は現在のMobile-IT社会の実現に貢献
2.リチウムイオン電池の発明は未来のSustainable社会の実現に期待
 
 
経済性、環境、利便性の同時実現が理想
 
CASE
 “C” : Connected(全ての車がネット経由で全ての情報共有)
“A” : Autonomous (無人自動運転)
“S” : Shared(車の共有)
“E”: Electric(車の電動化)
MaaS
Mobility as a Service
 
ET革命でのスマート社会のイメージ 動画AIEV
   株式会社KRIのホームページで6分の動画が視聴可能。
http://www.kri-inc.jp/tech/dept/ecl.html
 
AIEV 「AI技術で創出された無人自動運転機能を有するEV」の優れた点
 
自動運転技術確立のロードマップ 2025年以降  level 4(ハンドルもない)
 
2025年 未来社会へのスタート(大阪万博)
2030年 SDGsのゴール(動画AIEVの想定年)
2050年 Sustainable社会の実現
 
 
ノーベル賞・吉野氏が予言「2025年、AIEVがやってくる」
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00002/102200792/
 
リチウムイオン電池が拓く未来社会
https://www.keidanren.or.jp/journal/times/2020/0723_03.html
 
環境問題の切り札となる 第 4 次産業革命に挑む
https://www.aist.go.jp/pdf/aist_j/aist_report/2020/interview.pdf
 
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