11月17日に行われた【H2Hセミナー】「知財を企業価値に変える ~オープンイノベーションの最新動向とともに紐解く~」を視聴しました。
1,000人を超える申し込みがあり、800人以上が最後まで視聴していたとのことです。 対談セッション「知財を企業価値に変える」で、「下町ロケット」に登場する神谷弁護士のモデルでもあり、知財戦略セオリーを確立しながら、現在も知財の経営価値貢献に挑戦をされている内田・鮫島法律事務所のファウンディング・パートナーである鮫島 正洋氏と 無形資産の企業価値貢献に課題感を持ち、知財データ戦略の視点からビジネス開発やDX事業に力を注いでいる株式会社Preferred Networksにて最高知財責任者/技術顧問、またAmazon (元Amazon Web Services)にてアジア太平洋地域初のSr. Technical Business Development Managerとしてご活躍された堂田 丈明氏、の対談に SPEEDA 執行役員 技術領域事業担当の伊藤 竜一氏が加わる格好でした。 TOPIC0:近年のオープンイノベーションと知財の状況は?(イントロダクション) TOPIC1:経営と知財が連携するための本質論 TOPIC2:無形資産(ソフトウェアやノウハウなど)をいかに企業価値に変えていくか? TOPIC3:明日からの意識変容を促すネクストアクションとは? まで、興味ある話が多く出てきました。 政府のオープンイノベーション政策の隠された意図、アマゾンの膨大な研究開発費、それを支える仮説に基づく失敗を歓迎する風土、、、、。 リスクヘッジを担ってきた知財部がリスクテイクできるかにかかっている、、、。そうかもしれないですね。 以下、メモです。 TOPIC0:近年のオープンイノベーションと知財の状況は?(イントロダクション) オープンイノベーションの政策 経産省の政策の目的は、 ・技術多様化、マーケットニーズ多様化 ハードウェア+AIなど スピードアップのため ・中小企業の人材と大企業の人材の交流によって、大企業でアントレプレナーシップがよみがえる ようやくオープンイノベーションの基盤が整ってきた TOPIC1:経営と知財が連携するための本質論 Speeda ツールと使う側の状況 特許データはビジネス分析に向いている情報、非特許情報と結びつけてIPランドスケープとして、どういう考え方でビッグデータを処理することができるようになってきた 事例が足りない、これからやっていかないといけない 投資のとき特許は重要、発明発掘してライセンスしましたという知財部ではダメ TOPIC2:無形資産(ソフトウェアやノウハウなど)をいかに企業価値に変えていくか? アマゾンの例 お客様体験を重視した企業成長 莫大な開発費 2兆5千億円(2017) 仮説に基づく失敗を歓迎する風土 失敗を恐れない。トライ&エラーを早く実行する イノベーションの風土 日本企業にはこういう風土がない イノベーションに投資するリスクをとることが日本企業はできていない 企業価値:財務会計的な無形資産の価値で評価は可能 スタートアップ:無形資産(ソフトウェアやノウハウなど)がどのように競争力や事業計画に貢献している事が企業価値をあらわしているを、ソフトウェアやノウハウをかちっと法的管理をできるか(創作性保障、秘密管理性)、投資家にどう訴求できるか 投資:明確な基準はないが、未来の計画をどこまで伝えるか イノベーションは、失敗がつきもので、リスクヘッジを担ってきた知財部がリスクテイクできるか? TOPIC3:明日からの意識変容を促すネクストアクションとは? 開催日 2020年11月17日(火)11:00-12:15 (日本標準時) ※終了時間は多少前後する可能性がございます。 イベント概要 経営に資する知財の重要性が叫ばれるようになった昨今。その重要性は増す一方で、「知財は企業の財産になるのか」「本当に経営価値があるのか」そんな問いに向き合いながら、奮闘する方も多いのではないでしょうか。 そこで本セミナーは、知財を企業価値に変えるための戦略を実践されてこられたエキスパートのお二人に対談形式でお話を伺います。 お一人目は内田・鮫島法律事務所のファウンディング・パートナーである鮫島 正洋氏。「下町ロケット」に登場する神谷弁護士のモデルでもあり、知財戦略セオリーを確立しながら、現在も知財の経営価値貢献に挑戦をされています。 お二人目は株式会社Preferred Networksにて最高知財責任者/技術顧問、またAmazon (元Amazon Web Services)にてアジア太平洋地域初のSr. Technical Business Development Managerとしてご活躍された堂田 丈明氏。無形資産の企業価値貢献に課題感を持ち、知財データ戦略の視点からビジネス開発やDX事業に力を注いでいらっしゃいます。 実務的なセミナーの枠を超え、事実を正確に捉え、今すべきことを示唆しながらも概念的なテーマに切り込む、お二人のリアルな体験談と思考を交えた対談にご期待ください。
0 Comments
Leave a Reply. |
著者萬秀憲 アーカイブ
December 2024
カテゴリー |