「日本の開発力を甦らせる知財DX」(アイ・ピー・ファイン 代表取締役社長 古川智昭 著)を読みました。
「過去の資産活用に偏向した知財経営の実態」「質を追求した〝つもり〟の誤った知財戦略がもたらす イノベーションの停滞と知財部門のコストセンター化」「旧態依然の知財業務がもたらす研究開発へのしわ寄せ ムダだらけの特許調査に追われる技術者たち」などそのとおりですね。 「DXでリアルタイムの情報活用を実現する 革新的発明を生む開発現場の知財プラットフォームとは」「理想は事業部や研究所単位で進めるDX 企業別・知財DXへの壁と挑戦」も同感です。 R&D部門、経営企画部門、事業部門、営業部門、マーケティング部門、生産部門等社内の他部門のデータベースや、ChatGPT等の生成AIと組み合わせることで、日本の開発力はより強くなるのではないかと思います。 「日本の開発力を甦らせる知財DX」 古川 智昭 著 2023年4月28日 株式会社 幻冬舎より発売 https://ipfine.jp/company/media/#shoseki なぜ、大手企業から革新的な発明が生まれなくなったのか? 権利重視の知財戦略が招いた“空白の30年” 質を追求したはずの知財戦略が企業のイノベーションを妨げている−。低迷する研究開発を救え−。知財システム開発者が説く知財DXの目的とは。 第1章 なぜ、日本の開発力は低下したのか… 過去の資産にしがみつく知財経営の実態 第2章 質を追求した〝はず〟の結果誤った知財戦略がもたらす イノベーションの停滞と知財部門のコストセンター化 第3章 知的財産部門がもたらす研究開発へのしわ寄せ ムダだらけの特許調査に追われる技術者たち 第4章 DXでリアルタイムの情報活用を実現する 革新的発明を生む開発現場の知財プラットフォームとは 段階的にDXを実現するために 最新のテクノロジーといかに付き合うか 必要なのは高度なAIでなく業務を補助する「機能」 情報を多媒体で管理することをやめる 検索データベース毎の業務はやめる ノイズ特許に時間を掛けない 特許評価管理業務は知財グループウェア内で一元的に行う 世界中の特許を日本語で調査できるようにする 特許評価を見える化する 特許業務の進捗状況を見える化する 多種多様な特許情報の収集・整理を自動化して 手作業を極力なくす 他社動向・開発技術動向をリアルタイムで見える化する 特許マップはリアルタイム化する 自社特許の情報を知財グループウェアで活用する 過去データも徐々に格納していく 業務タイトル機能の活用で社内特許調査を見える化する メニューに拘束されない自由でユニバーサルな仕様 システムの導入は企業風土の転換と同義 忘れてはならない業務効率化の目的 第5章 理想は事業部や研究所単位で進めるDX 企業別・知財DXへの壁と挑戦 日経新聞電子版「私の道しるべ」 https://myroad-online.jp/keyperson/furukawa_tomoaki/
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著者萬秀憲 アーカイブ
December 2024
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