日経新聞11月3日付けの記事「知財戦略 部門連携進め、「攻め」の⼀⼿へ」は、企業報道部の若杉朋⼦さんの署名で、質問に金沢工業大学の杉光⼀成教授が答える構成になっています。旭化成とナブテスコの例が挙げられています。
・IPランドスケープはどのような⼿法ですか。 ・どんな情報をどうやって分析しますか。 ・これまでも知財部門が研究の⽅向性を決めるのに、知財情報を分析する事例はありました。IPランドスケープとは何が違うのですか。 ・⽇本でIPランドスケープをうまく活⽤している業界や企業の事例はありますか。 ・海外勢の動向はどうですか。 ・これから新たにIPランドスケープに取り組む企業に必要なことは何ですか。 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65780030S0A101C2XV3000/ 知的財産に関する情報を分析し、経営戦略⽴案に⽣かす「IPランドスケープ」と呼ばれる⼿法が、企業の間でじわりと広がりつつある。特許出願や知財管理など「守り」が中⼼だった知財戦略を、どうすれば「攻め」の⼀⼿にできるか。⾦沢⼯業⼤学の杉光⼀成教授に聞いた。 ⽇本は1970年代に世界最多の特許出願国となるなど、製造業を中⼼に多くの企業が⾃社の研究者に特許出願を奨励してきた。2002年には当時の⼩泉政権が「知財⽴国をめざす」と宣⾔し、特許審査の迅速化や知的財産⾼等裁判所設⽴などの施策を実⾏した。だが、現状 は知財⽴国とは⾔いがたい状況だ。最近では「知財強国」を掲げる中国勢の台頭も著しい。⽇本企業の特許戦略がこの数⼗年、特許保有数を増やすことから進化しなかったのに対して、欧⽶勢は知財情報を経営戦略⽴案に⽣かす「IP(知的財産)ランドスケープ」を着実に進めてきた。 旭化成とナブテスコの例については、下記を参照すると、より理解が深まります。 旭化成中村氏とKIT杉光教授が語るIPランドスケープ──DX、3つの目的、事業部との対話の設計とは? ゲスト:旭化成株式会社研究・開発本部 知的財産部長/シニアフェロー 中村栄氏【前編】 [公開日]2020年10月21日 https://bizzine.jp/article/detail/5046 旭化成のIPランドスケープ活用──Afterコロナを見据えたコア価値の磨き方、未来の兆しの掴み方とは ゲスト:旭化成株式会社研究・開発本部 知的財産部長/シニアフェロー 中村栄氏【後編】 [公開日]2020年10月22日 https://bizzine.jp/article/detail/5047 菊地 修 ナブテスコの知財経営戦略-IPランドスケープ®を活用して成功させるグローバル展開 – グローバル知財戦略フォーラム2020 https://www.inpit.go.jp/content/100869488.pdf (ナブテスコ)知的財産戦略 ナブテスコHP https://www.nabtesco.com/web/pdf/roadmap03.pdf 菊地 修 ナブテスコの知的財産経営戦略におけるIPランドスケープの実践 情報の科学と技術2019 年 69 巻 7 号 p. 298-304 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jkg/69/7/69_298/_pdf/-char/ja
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著者萬秀憲 アーカイブ
February 2025
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