3月16日に行われた「【H2Hセミナー】 世界で勝つためのオープンクローズ戦略 〜共創で描く知財戦略の新たな展開〜」を視聴しました。(動画のアーカイブはありません)
https://jp.ub-speeda.com/seminar/20210316/ 「世界で勝つためのオープンクローズ戦略」について、経済産業省 特許庁 審査業務部長 西垣 淳子 氏と、PwCコンサルティング合同会社 テクノロジーコンサルティング ソリューション/知財チーム マネージャー 東京知財経営コンサルティング 代表弁理士林 力一 氏の対談で、TOPIC1:共創の知財戦略はどうあるべきか、TOPIC2:R&Dロードマップにエコシステムを構築するためには、というトピックでした。 以下、メモです。 TOPIC1:共創の知財戦略はどうあるべきか、 共創時代への変化 これまでは、需要>供給で、成長、プロダクトアウト、線形、ウォーターフォール型 これからは、需要<供給で、成熟、デザイン思考、複雑系、アジャイル開発型 これまでの押し切内の調整でなく、これからは複数主体の共創+ユーザー参加型のオープンイノベーション これまでの価値を生み出す仕組みを把握し、Needs や Wants に訴求出来るこれからの価値を生み出す仕組みを構想する、すなわち「経営をデザインする」ことが重要。 デザイン経営とは 企業が大切にしている価値とそれを実現しようとする意思を表現する営み 顧客の潜在的ニーズを基に既存の事業に縛られずに、事業化を構想する営み 海外ではデザインの概念が広く捉えられている、日本でも広める 知財との関係は プロダクトアウト型の場合 創造⇒保護⇒活用 デザイン思考の場合、共創で創造複数、保護も複数、創造⇔保護⇔活用 双方向 技術は飽和、ニーズが大事 新しい知財の機能 顧客の価値提供から技術をデザインする 従来は競合分析のみ→バリューチェーンの分析が大事:IPランドスケープ、インテリジェンス機能 クローズからオープン アジャイル経営 経営層がどう変わっていくか オープンイノベーション イノベーションジレンマ ビジョン設定、組織、カルチャー 市場の捉え方 顧客がかわるので、課題設定 従来のユーザーと違う、 自動車業界の競合は?動く手段、課題から市場を設定 競合との共創 競合の概念変わる インテル、ダイキンうまくいっている ダイキンの中国での例 日系電機メーカーの中国との付き合い方 https://mag.executive.itmedia.co.jp/executive/articles/1311/18/news006_2.html TOPIC2:R&Dロードマップにエコシステムを構築するためには、 A社は、X社とアライアンスを組んでR&Dと行うことで、基本IP創出を効率化している A社は、製造メーカーに対して、基本IPをライセンスしたうえで製造を委託している この際契約で、委託先で生じた改良IPをA社にライセンスバックや監査する権利を保有させることができる ブラックボックスで委託する場合と比較して、品質管理が可能となり、かつ取引交渉力を有することで、コストダウンを図ることができるようになる 他社(委託する部分を含む、事業全体の基本IPを自社にて開発することにより、事業の効率化が可能である(製造を外部委託する場合自社のR&Dは不要という勘違いがよくあるが、それは誤り) また2社に製造を委託することで品質・コストの競争をさせ、さらなる品質向上・コストタウンを図っている ファブレス化 日本としての勝ち方 破壊的イノベーションへの対応(農業、カメラ) 製造の強みを活かしたソリューションビジネス プラットフォーマーが圧倒的に利益がとれる 模倣しにくいのはカルチャーの変化 日本の企業の強み(モノづくりのノウハウ)、営業秘密で守る 知財戦略の在り方が大きく変わってきている 守る オープンで稼ぐモデル 何をクローズにしオープンにするか経営に入る インテリジェンス機能 人手で3か月かかっていたのが AI解析高度化した数日から1か月 事業開発は確率低いが確率上げたい クローズ戦略 元祖イクメン官僚 家庭生活から消費者目線の強み 霞が関官僚 私は変える(3)2021年1月24日 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFK082TJ0Y1A100C2000000/ 「あそび」と「イノベーション」の共通点とは?/特許庁 審査業務部長 西垣淳子さんインタビュー2020.03.30あそびの新価値 https://www.playdesign-lab.com/report/entry/2103 知財戦略を牽引する実践者が語る、オープンイノベーションにおける「新事業創造に資する知財戦略」とは? https://bizzine.jp/article/detail/5320 (第5回)知財実務オンライン:「経営で重み増す「共創・協創」の知財戦略 〜オープン&クローズ戦略による事業創出〜」(ゲスト:東京知財経営コンサルティング代表 弁理士 林 力一) https://www.youtube.com/channel/UC9wUmfwG0y4sYYGh5GApneA/videos 重み増す「共創」の知財戦略 林力一氏 経営コンサルタント・弁理士 2020/5/12 2:00日本経済新聞 電子版 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58937360R10C20A5SHE000/
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著者萬秀憲 アーカイブ
December 2024
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