11月14日、「産業日本語研究会サイト」に「特許文書品質特性モデルの学習用テキスト(α版)」が公開されました。産業日本語研究会「特許文書分科会」が、特許文書の「品質」を標準化および定量化すべく、平成28年度より特許文書品質特性モデルについて検討を行い、特許文書品質特性モデルの学習用テキストのα版を公開したものです。本学習用テキストでは、特許文書品質特性モデルの利用方法や、品質特性ごとの良例・悪例等について学ぶことができます。
特許文書品質の大分類は、特許文書は、技術を普及していくための文献としての役割と権利を公示するための権利書としての役割を持つことから、「技術文書特性」「権利文書特性」とされ、中分類として「技術文書特性」は「文章的特性」と「技術的特性」に、「権利文書特性」は「権利範囲特性」「権利活用特性」に分けられています。 小分類では、さらに12の各特性に分けられ、機械、電気、化学、ソフトの4つの分野別の特許文書品質特性の悪例と良例とが記載されています。コメント・理由も記載されているため、とてもわかりやすくなっています。 https://tech-jpn.jp/tokkyo-hinshitu-gakusyu-text/ 「特許文書品質特性モデルの学習用テキスト(α版)」のダウンロード https://tech-jpn.jp/training-text-for-patent-document-quality-characteristic-model2/ 学習用テキストの目次 第1章 特許文書品質特性の背景 第2章 特許文書品質特性の定義・概要 第3章 分野別の特許文書品質特性の事例(悪例→良例) (3.1)機械 (3.2)電気 (3.3)化学 (3.4)ソフト 第4章 分野別のサンプル明細書と特許文書品質特性との関係 (4.1)機械 (4.2)電気 (4.3)化学 (4.4)ソフト 第5章 特許文書品質特性の利用方法 5.1 特許文書特性の評価方法 5.2 定性的な評価方法 5.3 定量的な評価方法 5.4 特許文書の品質評価の場面 第6章 演習課題(悪例を多く含むサンプル明細書に基づく) (6.1)機械 (6.2)電気 (6.3)化学 (6.4)ソフト 第7章 終わりに (付録) サンプル明細書((1)機械 (2)電気 (3)化学 (4)ソフト)
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著者萬秀憲 アーカイブ
December 2024
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