発明発掘には、事業に勝つためにコア技術をどう展開、どう深化させるかという発明創造の側面と、提案された発明をどう深めるかという発明保護の側面があります。
安高史朗の知財解説チャンネル「発明発掘・ヒアリングのマニアックな論点を実務家でとことん議論しよう」(2022/11/22 にライブ配信、約1時間30分)では、主に特許事務所に所属する知財実務家が考える発明発掘ヒアリングの考え方がわかり参考になります。 企業と事務所の違い、仮想事例ヒアリング、発明発掘・ヒアリングの際に注意していること、実験データや資料をどこまで求めるか、、、タイムマシンの魔術師、良い言葉でした。 安高史朗の知財解説チャンネル 発明発掘・ヒアリングのマニアックな論点を実務家でとことん議論しよう 2022/11/22 にライブ配信(約1時間30分) https://www.youtube.com/watch?v=h4KhJTZ0mOU 発明発掘・ヒアリングのマニアックな論点を、実務家でとことん議論する配信です。 ゲスト: 【が】 インハウス弁理士 羽矢﨑聡 Aeterlink 知財戦略リーダー 楠浦崇央 TechnoProducer株式会社 CEO、発明塾 塾長 佐竹 星爾 IPTech弁理士法人 副所長兼CSO・弁理士 田村 良介 特許業務法人ライトハウス国際特許事務所 所長 弁理士 企業と事務所との違い ・企業知財は、創造・保護・活用のサイクルの中で、発明発掘ヒアリングは保護だけでなく創造が重要。活用を知っているから創造を重視する。 ・企業知財は、実施可能性を意識する。ギリギリの進歩性・ギリギリの実施可能性を狙う。 ・会社の中での打合せで背骨(従来技術・発明の大きいところ・落としどころ)を準備、事務所へ依頼、事務所にヒアリングしてもらい肉付けしてもらう。 ・事業理解が必要な案件、技術理解が重要な案件 良い発明発掘 ・実験データ、グラフ、フローチャートしかないときのヒアリング、出す側は全部新しい、新規性、進歩性がどこにあるかわからない場合、事務所が歩み寄るパターン、双方の歩み寄りが必要。実施したいところの進歩性を担保するロジックを創る。 ・社内は、ヒアリング1回につき30分位数回行い計2時間くらい。事務所とは30分から1時間2回くらい。 事務所が企業に求めること ・中小ベンチャーの方が代理人の腕が発揮できる。ある程度固まっている会社からの依頼だと自由度がなく提案が受け入れられない、早い段階から入らせてほしい。 ・ちゃぶ台返し、、、、、 企業が事務所に求めること ・案件により求めるところが変わる。 ・途中で(例えばクレーム案、図面案のところで)一度打合せした方が良い。 仮想事例ヒアリング 発明発掘・ヒアリングの際に注意していること ・事業視点で、探索すべきところ、収束すべきところ ・課題から発明を発掘する ・事業上価値が高いところがどこか探す ・壁打ちしてポイントをあぶりだす ・これまでなぜ思いつかなかったのか ・容易の容易 ・特許になりそうなところに飛びつく弁理士、、、、 ・新規性があればGO、分割戦略、、、 い実験データや資料をどこまで求めるか 実験データや資料をどこまで求めるか ・化学分野でも、実験データが絶対必要ではない、証明問題だから。
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著者萬秀憲 アーカイブ
December 2024
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