月刊パテント 2023年7月号に、今年3 月末に早稲田大学法学部を定年退職された高林龍弁護士(早稲田大学名誉教授、日本工業所有権法学会理事長、早稲田大学知的財産法制研究所顧問、創英国際特許法律事務所上席弁護士)の自叙伝「裁判官として 17 年間、学者として 28 年間の知的財産との係わり」が掲載されています。
東京地裁民事 29 部配属以前、東京地裁民事 29 部(パックマン事件、ラコステ事件)、最高裁判所調査官(クリップ事件、高速旋回バレル研磨法事件、磁気治療器事件、SEIKO EYE 事件)という裁判官としての 17 年間、学者としての 28 年間(標準特許法初版、 21 世紀 COE、グローバル COE と早稲田大学知的財産法制研究センター(RCLIP)、大学院の修士課程に社会人用特定課題「知的財産紛争と法」を設置、大学院法務研究科(法科大学院)を設置、大学院法学研究科での知的財産法 LL.M. コースの設立、学外での知的財産にかかわる活動)の知財への係わりが書かれています。 早稲田大学は、当時私が勤めていた会社から近く、いろいろな催しに参加させていただき勉強させていただきましたので、興味深く読ませていただきました。 特集《知財関係者の自叙伝》 裁判官として 17 年間、学者として 28 年間の知的財産との係わり 高林 龍 月刊パテント76,(8), p.43-50(2023) https://jpaa-patent.info/patent/viewPdf/4240 要 約 本稿は、2023 年 3 月末をもって早稲田大学法学部を 70 歳で定年退職するに至るまで、17 年間裁判官としてその後 28 年間学者として知的財産にかかわって来た経験を、その時々にかかわってきた人達や、関与した判決あるいは大学における教育・研究活動といった視点から語るものである。一介の者がその人生を語るのは面はゆいものではあるが、随分長く知的財産にかかわって来た者の人生とは、現代人から見れば歴史回顧談のようなものでもあろうから、知的財産法の進展をひとりの私人が物語ったものとして、お読み頂ければと 思っている。 目次 1.はじめに 2.裁判官としての 17 年間 3.学者としての 28 年間 4.おわりに
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著者萬秀憲 アーカイブ
October 2024
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