日経ビジネス シリーズ「不屈の路程」の『キングジム・宮本彰社長 「テプラ」成功の慢心が招いた地獄』(日経ビジネス2022年12月26日・2023年1月2日号 88~91ページ、2022.12.22)では、
『創業家に生まれ、「会社を継ぐ」との自覚から、常に1番を目指して人一倍の努力を重ねてきた。紙需要の先行きに危機感を抱き、電子文具へ参入。ラベルライター「テプラ」を大ヒットに導く。この成功で「テプラ社長」と名を上げたものの、共同開発メーカーとの訴訟では地獄を味わった。』と、特許侵害で100億円の請求を受け、販売差し止めの期限のわずか10分前に交渉が決着した経緯が書かれています。 『この出来事をきっかけに、特許について色々と勉強しました。今では社外監査役に必ず、特許に詳しい弁理士を置いています。他社が特許を侵害するケースもあれば、知らずに侵害してしまう場合もある。迅速に、的確に対応する体制づくりは、経営で一番気をつけている部分です。』 特許で苦労された社長ならではの取組みです。 キングジム・宮本彰社長 「テプラ」成功の慢心が招いた地獄 2022.12.22 https://business.nikkei.com/atcl/NBD/19/00129/121900090/?n_cid=nbpnb_mled_pre キングジム、開発費増額 特許料の支払い終了で 2012年8月28日 https://www.nikkei.com/article/DGXNZO45447530X20C12A8DT0000/ デジタル文具を先取り 「テプラ社長」の成功と挫折 キングジム(上) 2017/10/5 https://style.nikkei.com/article/DGXMZO21689630Z20C17A9000000/ 「テプラ」発明の2人に5600万円 高いのか安いのか 2011年10月27日 https://www.j-cast.com/kaisha/2011/10/27111433.html コーポレート・ガバナンス報告書 https://www.kingjim.co.jp/ir/upload_file/m005-m005_05/CG20220929.pdf 補充原則3-1-3 サステナビリティについての取り組み等】 当社は、経営理念「独創的な商品を開発し、新たな文化の創造をもって社会に貢献する」のもと、経営戦略の遂行に努めており、サステナビリティ、人的資本・知的財産への投資について、以下の取り組みを行っております。取り組みの内容は、当社ウェブサイトにおいて開示を行っております。 ウェブサイト:https://www.kingjim.co.jp <知的財産への投資> 当社は、ファイル依存の収益構造からの脱却を図ることを経営課題と捉えており、文具事務用品事業におけるキングファイル、テプラと並ぶ第3の柱の構築のため、新規事業と次世代商品の開発に積極的に投資をしてまいります。また、当社の強みである柔軟な開発体制により創出される独創的で多彩な商品群を権利保護するため、知的財産権の獲得を推進しております。 統合報告書 https://www.kingjim.co.jp/ir/library/integrated_report.html
0 Comments
Leave a Reply. |
著者萬秀憲 アーカイブ
December 2024
カテゴリー |