6月3日に行われた、PatentSight Summit 2022「経営の知となるIPコミュニケーション」(日程:6月2日 & 3日、時間:1:30 p.m. - 4:30 p.m.Live Zoom Webinar | 無料、協力:IPランドスケープ推進協議会、知財ガバナンス研究会)の「講演:IPランドスケープにおけるIPコミュニケーション」の部で、株式会社LIXIL知的財産統括部長 片岡 将己氏の「イノベーションを支援する戦略屋としての知財部門」を視聴しました。
「経営を支援する知財部門へ」「管理屋・手続屋から戦略屋へ」良いキャッチです。 1自己紹介 2018年LIXIL入社。2001年ソニー株式会社に入社。 2 LIXILについて 3知的財産部門の位置づけ CTO、CLCOへレポート 約半数%が女性、 1/3がキャリア採用 2年前にANAQUA採用 グローバル知的財産ポリシー 4イノベーションを支援する知財部門へ 知的財産部門に求められる役割の変化(回避⇒取得⇒戦略) 経営・事業戦略を支援する知財組織への進化(基盤実務強化⇒事業戦略支援⇒新価値創造の触媒⇒To Be) 知財戦略に関する事業部門との連携 事業戦略と知財戦略の統合(ヒアリング⇒施策の立案⇒施策の実行) 経営層とのコミュニケーション IPインテリジェンス (IPI) を活用した支援 ポートフォリオマネジメントとの融合により可能となる支援 社外とのイノベーション支援 IPライセンス事業の例 5知財部門に求められる進化 経営を支援する知財部門へ 管理屋・手続屋から戦略屋へ 経営戦略の実行強化と課題解決への貢献が見える 経営視点での思考と実行に対するオーナーシップがある 強い知財ポートフォリオの構築が全ての基本 事業や研究開発の戦略立案を支援する経験値を高める 相手に伝わるように話す責任は、専門家の側にある LIXIL Further Enhances IP Management with Anaqua’s AQX Platform October 28, 2019 https://www.anaqua.com/resource/lixil-further-enhances-ip-management-anaquas-aqx-platform/ 企業価値向上に資する知的財産活用事例集 https://www.jpo.go.jp/support/example/document/chizai_senryaku_2022/all.pdf LIXIL P102-105 ウォーターテクノロジーのグローバル展開で、衛生的で豊かな社会に貢献 株式会社LIXILは、2011年に国内の主要な建材・設備機器メーカー5社を統合して誕生した。その後、GROHE、American Standardといった世界的ブランドを統合し、世界150か国以上で事業を展開する。多様化する顧客ニーズや市場環境の変化に迅速に対応するアジャイル開発を推進するとともに、衛生環境の改善や利便性の向上、節水や省エネといった環境負荷の低減など、新たな価値をタイムリーに提供する。また、固定資産を削減し、財務体質改善を図ると同時に、技術、デザイン、ブランドに代表される知的財産・無形資産をより重視することで、持続的な競争力を強化し、社会に貢献する。 同社は、グローバル連携を強め、シナジー効果を十分に引き出すため、地域横断型のグローバルなプロジェクト活動によってベストプラクティスを共有し、地域間での技術移転を通じた海外事業の強化を推進している。
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著者萬秀憲 アーカイブ
December 2024
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