11月30日に、東芝テックと寺岡精工のセミセルフレジに関する特許訴訟における和解成立したことが、両者から発表されました。
特別損失の適時開示が先に行われ、和解成立の発表が後になるという珍しいケースです。 和解の主な内容は、東芝テックが寺岡精工に対して、解決金として69億円を支払うこと、東芝テックが2024年5月以降提供してきたセミセルフ POS システム(以下「所定のセミセルフ POS システム」という。)の販売を終了すること、販売終了までの一定期間に限り寺岡精工から特許等につき有償のライセンスを受け、所定のセミセルフ POS システムを販売すること、寺岡精工が寺岡提訴案件に関する訴え及び申立てを取り下げること、及び東芝テックが東芝テック申立案件に関する申立てを取り下げること」とのことです。 東芝テックは、2024年5月以降所定のセミセルフPOSシステムの販売を終了し、新チェックアウトソリューションを提供して、店舗の省力省人化、消費者の利便性向上や新たな購買体験を実現できるパーソナルチェックアウト市場の拡大を目指すとのこと。 健全な市場の拡大を期待します。 東芝テック株式会社との特許権侵害訴訟における和解成立について Digital PR Platform / 2022年11月30日 https://news.infoseek.co.jp/article/digitalprplatform_65770/ 和解に関するお知らせ https://www.toshibatec.co.jp/information/20221130_01.html 和解による訴訟の解決に関するお知らせ https://www.toshibatec.co.jp/information/20221130_01.html 東芝テックの特許侵害賠償、過去最大になった理由(IPリポート VOL.92) https://moneyworld.jp/news/05_00088484_news 東芝テック 寺岡精工セミセルフレジに関する特許訴訟で特別損失 https://yorozuipsc.com/blog/5139814
0 Comments
Leave a Reply. |
著者萬秀憲 アーカイブ
February 2023
カテゴリー |