• Home
  • Services
  • About
  • Contact
  • Blog
  • 知財活動のROICへの貢献
  • 生成AIを活用した知財戦略の策定方法
  • 生成AIとの「壁打ち」で、新たな発明を創出する方法

知財活動のROICへの貢献

「知財活動のROICへの貢献」  はじめに

26/1/2025

0 Comments

 
はじめに

 企業における知的財産(特許、商標、意匠、著作権など)や無形資産(ブランド、ノウハウ、組織能力、データ、ソフトウェアなど)の重要性は、近年さらに高まっています。技術の進歩、サービス化やデジタル化の進展、グローバル競争の激化などに伴い、企業の成長と競争優位を確立するうえで、知財・無形資産をいかにマネジメントし、活用していくかが大きな鍵となっているのです。
 本書は、特に知財部門の中堅担当者や、知財戦略の企画・推進を担う方々を想定読者とし、以下の課題解決を目的としています。
  • 「知財投資に見合うリターンをどのように定量的・定性的に示すか」
  • 「投資家や経営トップ、他部門に対して、知財がもたらす価値をどう説明するか」
  • 「知財活動と財務指標(特にROIC)をどう結びつけるか」
 日本企業の知財戦略指針として公開されている「知財・無形資産ガバナンスガイドラインVer 2.0」でも、企業が保有する無形資産の価値創造プロセスを見える化し、ROIC(Return on Invested Capital:投下資本利益率)などの経営指標と関連付けて説明することが求められています。
 本書では、ROICの基本的な意義や計算方法を改めて説明し、実務で知財活動との紐づけを行うために必要な考え方・具体例を多数取り上げます。さらに、「ROIC逆ツリー」と呼ばれるフレームワークを活用して、知財部門がどのように企業価値向上に貢献しているのかを可視化する手法を解説します。また、ROICは短期視点の指標になりがちなため、修正ROICという中長期視点での補正を行い、将来の投資成果をどう評価・説明するかについても議論します。
本書を読むことで、知財担当者は「権利化の専門家」から「経営を動かす戦略パートナー」へとステップアップし、社内外からより一層の信頼を得られるようになるでしょう。ぜひ、実務のヒントとして活用していただきたいと思います。

第1章 知財・無形資産ガバナンスとROIC―基本概念のおさらい
第2章 ROIC逆ツリーとは何か―知財活動と財務指標を“つなぐ”仕組み
第3章 知財活動のKPI設定―定量評価と定性評価の両立
第4章 知財活動による収益向上策―売上高への貢献をどう示すか
第5章 知財活動によるコスト構造最適化―営業利益の向上に向けて
第6章 投下資本の効率化―研究開発投資、M&A、オープンイノベーションの視点
第7章 長期的な価値創造とROIC―タイムラグをいかに説明するか
第8章 業界別事例研究―知財活動とROICの関連性を読み解く
第9章 知財担当者のコミュニケーション戦略―経営層・投資家との対話
第10章 今後の展望とアクションプラン
おわりに
0 Comments



Leave a Reply.

    Author

    萬 秀憲

    Archives

    February 2025
    January 2025

    Categories

    All

    RSS Feed

Copyright © よろず知財戦略コンサルティング All Rights Reserved.
サイトはWeeblyにより提供され、お名前.comにより管理されています
  • Home
  • Services
  • About
  • Contact
  • Blog
  • 知財活動のROICへの貢献
  • 生成AIを活用した知財戦略の策定方法
  • 生成AIとの「壁打ち」で、新たな発明を創出する方法