公開公報は、特許出願から1年半後に発行されますので、技術情報として重要です。(特許庁の審査結果は反映されていませんので、権利書として読むには適していません。
原則、登録公報が毎週水曜日に発行されますが、公開公報は毎週木曜日に発行されます。 特許庁のホームページに公報発行予定表がアップされており、毎週更新されています。 https://www.jpo.go.jp/system/laws/koho/hakkoyote/hakko.html 多くの会社では、キーワードや技術分野などの条件をあらかじめ指定しておき、その条件に該当する特許情報を定期的にチェックし、必要なデータを収集・管理するSDI(Selective Dissemination of Information)を利用して、問題特許の発見や他社の動向を監視していますが、公開公報は、問題特許の発見や他社の動向調査に適しています。(登録公報は、問題特許の発見に適しています。) 公開公報は、どうしてもよまなければいけない件数が多くなるため、すべてを丁寧に読むのは大変です。 2段階の作業に分けると効率がよくなります。 一回目は、要約書、図面、【発明が解決しようとする課題】【発明の効果】、【特許請求の範囲】を斜め読みして、関係がありそうかどうかを〇(関係あり)、△(よくわからない)、×(関係なし)の三段階でざっくり分類します 二回目は、〇と△に分離されたものをじっくり読みます。 最初のころは、△(よくわからない)が多くなりますが、×(関係なし)を読まなくて良いので時間的にはかなり節約可能です。慣れてくると、ざっとみただけでも△(よくわからない)が減ります。
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Author萬秀憲 ArchivesCategories |