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​特許の読み方

特許の読み方(14)図面、課題、効果

24/8/2020

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これまで登録特許で最も重要な「特許請求の範囲」の読み方について説明してきました。
 しかし、特許請求の範囲は、発明を定義する権利書となる部分であり、発明が抽象的に記載されているため、わかりづらいことが多く、わかりやすさとは無縁の世界です。
 特許請求の範囲を理解するためには、最初に目を通すのが、図面、そして【発明が解決しようとする課題】【発明の効果】の欄という順が良いでしょう。
 まずは、図面に目を通しましょう。図面を見たときに取得することができる単位時間あたりの情報量は、文字よりも多いため、図面を見ることで、効率的に情報を取得することができます。また、図面には発明の全体を表す図が含まれていることが多いため、図面を見ることで、発明の全体像を把握することができます。
 つぎに、【発明が解決しようとする課題】【発明の効果】の欄を読み、発明が解決しようとする課題と発明の効果を理解しましょう。発明は何をしようとしているものなのか?という問題意識を持ちその後、どのようにしてその課題を解決するのか、なぜその効果が得られるのかという問題意識を持ちながら、他の記載を読んでいきと、発明の内容が頭に入りやすくなります。
 特許の権利範囲を示す特許請求の範囲には、構成要件しか書かれていませんが、同じ構成要件であっても、特許の権利範囲は明細書に書かれている「発明の課題や作用効果」によって、無効審判で特許が有効になったり無効になったり、権利範囲が広くなったり狭くなったりすることがありますので、明細書についてもしっかり読み込む必要があります。
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    萬秀憲

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    September 2020
    August 2020

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