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特許庁によるIPランドスケープの定義

19/6/2023

1 Comment

 
「経営戦略に資する知財情報分析・活用に関する調査研究」(令和3年4月(2021年4月)特許庁総務部企画調査課)で、『IPランドスケープを「経営戦略又は事業戦略の立案に際し、①経営・事業情報に知財情報を組み込んだ分析を実施し、②その結果(現状の俯瞰・将来展望等)を経営者・事業責任者と共有(※)すること」と定義した。(※)ここでの共有とは、分析結果を提示することをきっかけに、経営戦略又は事業戦略の立案検討のための議論や協議を行ったり、分析結果に対するフィードバックを受けたりするなどの双方向のやり取りが行われることをいう。』と記載されているのが、一般的には特許庁によるIPランドスケープの定義とされています。(①)
 最近気が付いたのですが、「知財エコシステムの協創に向けた取組(産業構造審議会 第18回知的財産分科会 令和5年3月2日(2023年3月2日) 特許庁)」25頁では、「(※)IPランドスケープとは、事業・経営情報に知財情報を組み込んだ分析を実施し、その分析結果(現状の俯瞰・将来展望等)を事業責任者・経営者と共有すること。その結果に基づいて、意思決定が行われること。」とされており、「・・・共有すること」の後に「その結果に基づいて、意思決定が行われること。」が追加されています。(②)経営者・事業責任者の仕事は意思決定ですから、経営者・事業責任者との双方向のやり取りが行われるということは当然何らかの意思決定が行われるということになるはずなので、この追加は特に必要ないとは思いますが、あった方がわかりやすいかもしれません。
 
 
「経営戦略に資する知財情報分析・活用に関する調査研究」について(令和3年4月 特許庁総務部企画調査課)
https://www.jpo.go.jp/support/general/chizai-jobobunseki-report.html
 
 
知財エコシステムの協創に向けた取組(産業構造審議会 第18回知的財産分科会 令和5年3月2日 特許庁)
https://www.jpo.go.jp/resources/shingikai/sangyo-kouzou/shousai/chizai_bunkakai/document/18-shiryou/04.pdf
P.25「 IPランドスケープによる知財ガバナンスの深化」で、「(※)IPランドスケープとは、事業・経営情報に知財情報を組み込んだ分析を実施し、その分析結果(現状の俯瞰・将来展望等)を事業責任者・経営者と共有すること。その結果に基づいて、意思決定が行われること。」とされている。


以下、ChatGPTに、2つの違いについてどう考えるとよいか、わざわざ定義に「その結果に基づいて、意思決定が行われること」という要素を追加する意味、追加することによる懸念点、について、聞いた結果です。柔軟な回答です。
 
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**You:**
「「「「「経営戦略に資する知財情報分析・活用に関する調査研究」(令和3年4月(2021年4月)特許庁総務部企画調査課)で、『IPランドスケープを「経営戦略又は事業戦略の立案に際し、①経営・事業情報に知財情報を組み込んだ分析を実施し、②その結果(現状の俯瞰・将来展望等)を経営者・事業責任者と共有(※)すること」と定義した。(※)ここでの共有とは、分析結果を提示することをきっかけに、経営戦略又は事業戦略の立案検討のための議論や協議を行ったり、分析結果に対するフィードバックを受けたりするなどの双方向のやり取りが行われることをいう。』と記載されているのが、一般的には特許庁によるIPランドスケープの定義とされています。(①)
 一方、「知財エコシステムの協創に向けた取組(産業構造審議会 第18回知的財産分科会 令和5年3月2日(2023年3月2日) 特許庁)」25頁では、「(※)IPランドスケープとは、事業・経営情報に知財情報を組み込んだ分析を実施し、その分析結果(現状の俯瞰・将来展望等)を事業責任者・経営者と共有すること。その結果に基づいて、意思決定が行われること。」とされており、「・・・共有すること」の後に「その結果に基づいて、意思決定が行われること。」が追加されています。(②)
①「経営戦略に資する知財情報分析・活用に関する調査研究」について(令和3年4月 特許庁総務部企画調査課)
https://www.jpo.go.jp/support/general/chizai-jobobunseki-report.html
 
②知財エコシステムの協創に向けた取組(産業構造審議会 第18回知的財産分科会 令和5年3月2日 特許庁)
https://www.jpo.go.jp/resources/shingikai/sangyo-kouzou/shousai/chizai_bunkakai/document/18-shiryou/04.pdf
P.25「 IPランドスケープによる知財ガバナンスの深化」で、「(※)IPランドスケープとは、事業・経営情報に知財情報を組み込んだ分析を実施し、その分析結果(現状の俯瞰・将来展望等)を事業責任者・経営者と共有すること。その結果に基づいて、意思決定が行われること。」とされている。」」」」                          この2つの違いについてどう考えるとよいでしょうか?
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**ChatGPT:**
 
この2つの文書は、IPランドスケープ(知的財産のランドスケープ)に関する定義に若干の違いがあります。
 
「経営戦略に資する知財情報分析・活用に関する調査研究」(令和3年4月)では、IPランドスケープを「経営・事業情報に知財情報を組み込んだ分析を実施し、その結果を経営者・事業責任者と共有すること」と定義しています。ここでの「共有」は、分析結果を提示し、それを基に戦略の立案や議論を行うことを意味しています。
 
一方で、「知財エコシステムの協創に向けた取組」(令和5年3月2日)の文書では、IPランドスケープの定義に「その結果に基づいて、意思決定が行われること」という要素が追加されています。
 
これらの違いについて考えると、最初の定義はIPランドスケープを情報の共有と議論のプロセスとして強調しているのに対し、2つ目の定義はそれに加えて、その情報を具体的な意思決定に活用することを強調しています。
 
これは、IPランドスケープが単に情報を共有するだけでなく、その情報を基に具体的な行動や決定を下すための重要なツールであるという認識の強化を示しているかもしれません。2つ目の定義は、IPランドスケープの実用性と意義をさらに明確にするものと言えるでしょう。
 
この違いを理解し、IPランドスケープを活用する際には、情報の共有だけでなく、それを具体的な意思決定にどのように結びつけるかを考慮することが重要です。
------------------


**You:**

経営者・事業責任者の仕事は、決定することであり、経営者・事業責任者と分析結果を共有すれば、当然意思決定が行われると考えられるので、わざわざ定義に「その結果に基づいて、意思決定が行われること」という要素を追加しなくともよいと思うのですが
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**ChatGPT:**
 
おっしゃる通り、経営者や事業責任者の主な役割は意思決定であり、分析結果を共有することが意思決定につながるのは自明のように思えます。しかし、定義に「その結果に基づいて、意思決定が行われること」という要素を明示的に追加することには、いくつかの意図があるかもしれません。
 
強調と明確化: 「意思決定が行われること」を明示的に記載することで、IPランドスケープの目的と重要性を強調し、明確化しています。これにより、経営者や事業責任者がIPランドスケープを単なる情報収集ツールとしてではなく、戦略的な意思決定に活用する重要なツールとして認識する可能性が高まります。
 
戦略的なアプローチの促進: 分析結果を共有するだけでなく、それを基に意思決定を行うというプロセスを強調することで、組織内での戦略的なアプローチが促進されるかもしれません。これは、組織が市場や競合に対してより効果的に対応するために重要です。
 
責任と透明性: 「意思決定が行われること」を定義に含めることで、経営者や事業責任者が分析結果に基づいて行動する責任があることを強調しています。これは、組織の透明性と説明責任を高める効果があるかもしれません。
 
これらの理由から、定義に「意思決定が行われること」を含めることは、組織の戦略的思考と行動を強化する上で有益であると考えられます。
------------------

**You:**
 
定義に「その結果に基づいて、意思決定が行われること」という要素を追加していることを否定的に考える考え方がありますか?
------------------

**ChatGPT:**
 
「その結果に基づいて、意思決定が行われること」という要素を定義に追加することに対して、否定的に考える観点も存在するかもしれません。以下は、そのような観点の例です。
 
過度の制約: 定義に「意思決定が行われること」を含めることで、IPランドスケープが必ずしも意思決定に結びつかなければならないという過度の制約を生じさせる可能性がある。これにより、IPランドスケープを探索的な目的や情報収集のために使用する柔軟性が失われるかもしれない。
 
プレッシャーとリスク: 経営者や事業責任者に対して、IPランドスケープの結果に基づいて即座に意思決定を行うプレッシャーをかける可能性がある。これは、十分な検討や慎重な判断がなされないまま、急激な決定が下されるリスクを生じさせるかもしれない。
 
過度のフォーカス: 「意思決定が行われること」を強調することで、結果に対する過度のフォーカスが生じ、プロセスや分析の質が軽視される可能性がある。これは、質の低いデータや分析に基づいて意思決定が行われるリスクを高める。
 
創造性と革新の制限: IPランドスケープを意思決定のツールとしてのみ見ることで、それを使用して新しいアイデアや革新的な解決策を探求する創造性が制限される可能性がある。
 
これらの観点は、IPランドスケープの使用においてバランスと多様性を保つ重要性を示しています。意思決定は重要ですが、それが唯一の目的であると考えることなく、IPランドスケープを広範な目的で活用することが重要です。
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1 Comment
中越パルプ工業株式会社 田中裕之
19/6/2023 11:47:56

特許庁が「経営者の判断」が必要なことを追記したことは素晴らしいと思います。一方でChatGPTの指摘するデメリットも非常に興味深い。調査結果を短絡的に受けて判断することなく、精査考察して判断することが重要だと認識します。

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