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知財実務オンライン:「知財は人を育てる!」

2/5/2025

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4月24日に行われた第236回知財実務オンライン:「知財は人を育てる!」(ゲスト:アクシス国際弁理士法人 知財法務コンサルタント 堤 卓一郎 氏)をアーカイブで視聴しました。(約1時間30分)
第1部では技術者・知財担当者・経営者の育て方、第2部では強い特許を取るテクニックについて解説されており、共感するところが多い話でした。
実際にアーカイブで視聴されることをお勧めしますが、以下に生成AIに内容をステップバイステップで要約させましたので、ご参考まで。
 
第236回知財実務オンライン:「知財は人を育てる!」
https://www.youtube.com/watch?v=HGmmfuWZPGE
はじめに
  • テーマ紹介: 知財には「技術を育てる」「事業を育てる」「人を育てる」という3つの力があり、特に「人を育てる」ことが最も重要であると堤氏は強調します 。
  • 構成: 第1部では技術者・知財担当者・経営者の育て方、第2部では強い特許を取るテクニックについて解説されます 。
第1部:知財は人を育てる - 実務における育て方
  1. 技術者の育て方:
    • 枠を外す: 技術者は自身の担当範囲(枠)だけで問題を解決しようとしがちです。インターフェース部分に問題がある可能性を示唆するなど、「良い質問」を投げかけることで、枠を超えた発想を促し、最適な解決策を見つけさせることが重要です 。
    • 下に降りずに上がれ: 先行技術が見つかった際に、安易に限定して権利化する(下に降りる)のではなく、共通の技術思想を見つけて、より高い目標(上に上がる)を設定し、新たな発想で本質的な解決策(例:飛び箱の枠板高さ変更から踏み台調整へ)を目指すことが、使える強い特許に繋がります 。
    • 本質を見極める: 発明の本質は「何をしたか(解決手段)」ではなく「何をしたいか(解決課題)」にあります 。課題の本質を見抜くことで、より根本的な解決策(例:消しゴム→修正テープ)が生まれます 。複雑な発明でも本質が分かれば1行で表現できる「1行表現」(目的+構成 or 構成+効果)が有効なテクニックです 。
  2. 知財担当者の育て方:
    • 取得から活用への意識転換: 特許は取るだけでなく、活用することが重要です 。事業戦略に基づいた知財戦略を立てるべきであり、知財戦略は経営・事業戦略を支える屋台骨となります 。活用方法(稼ぐ、守る、知る、伸ばす等8つ)やタイミング(登録前活用も重要)を知ることが大切です 。
    • 事業センスを磨く: 訴訟や交渉、顧客訪問など、外部との関わりを通して経験を積むことが事業センスを磨く早道です 。訴訟に勝つことよりも「事業で負けないこと」が重要であり、情報収集力、分析力、判断力、そして特に調整力が必要です 。
    • なる/ならないかより、するか/しないか: 特許になるかどうかよりも、事業にとって必要かどうかで出願を判断すべきです 。事業性があると判断すれば、特許性が低くても、活用法を検討し、知恵を絞って権利化を目指す姿勢が求められます 。事業環境や戦略によって取るべき特許の種類は変わります 。
  3. 経営者の意識改革:
    • 経営に知財指標を取り込む: 事業と知財を融合させるには、経営目標にリンクした知財指標(例:ライセンスによる仲間獲得状況、事業の安全性を示す障害特許排除率、売上高で割った特許数)を事業用語で数値化し、会議資料に盛り込むなどして見える化することが重要です 。
    • 知財の事業貢献度を見える化(IPスコアリング): 特許の金銭的価値を評価する「個別スコアリング」、知財網の完成度や有効性を評価する「戦略スコアリング」、知財活動の貢献度を評価する「アクションスコアリング」などを活用し、知財の重要性を社内に浸透させることが有効です 。数値で示すことで、関係者のベクトルを合わせやすくなります 。
コーヒーブレイク(Q&A)
  • 諦めかけた発明者への「良い質問」による喜びは、発明者からの感謝の言葉 。
  • 発明の本質を見抜く眼力は、物事を単純化し、相手との対話で「本当にやりたかったこと」を探ることで身につく 。
  • 知財担当者に求められる4つの力(情報収集、分析、判断、調整)は、組織の規模に応じてチームで分担することも可能 。
  • 「1行表現」の重要性や、「経営・事業・知財の三位一体図」への疑問点などが共有されました 。
第2部:強い特許を取るテクニック
  1. 強い特許とは: 請求範囲が広い、無効化困難、回避困難、他人が欲しがる特許、これら全てです 。これを知財用語ではなく、「もっと簡単に」「先の課題を」「当たり前なことを」「製品の魅力は何か」といった事業用語で発明者に問いかけることが重要です 。
    • 例:ICカードのチップ配置(シンプル)、ICのパワーセービング(課題先取り)、ウォークマン(製品の魅力) 。バーコード(将来必要になる想像型) 。
  2. 2つの壁を超える: 目に見える課題(第1の壁)の解決策だけでなく、その奥に隠れた本質的な課題(第2の壁)に気づかせ、それを超えるアイデア(例:雪見だいふく、修正テープ)を引き出すことが強い発明に繋がります 。
  3. 2手先を読む: 現在の製品や技術から見て、2世代先、次の次のニーズ、サプライチェーンの先の顧客、次の次の時期の課題といった「2手先」を読むことで、強い特許(例:ノートPCのサスペンド&レジューム)を獲得できます 。
  4. 下流特許でお客さんを守る: 自社(例:部品メーカー)だけでなく、その先の顧客(例:モジュールメーカー、装置メーカー)が使う技術に関する特許(下流特許)を他社に取られると、自社製品が売れなくなるリスクがあります 。これを防ぐには、他社より先に下流特許を押さえる必要があります 。これは顧客に安心して自社製品を使ってもらうための環境作りであり、顧客保護・安全提供が目的であることを理解してもらうことが重要です 。下流特許の取り方には、自社製品の活用法(プロダクトアウト)と顧客が必要とする用途(カスタマーイン)の2つのアプローチがあります 。
エンディング
  • 質疑応答、感想共有 。
  • 次回予告:万博に関連した知財の力の活かし方について 。
この動画は、知財担当者だけでなく、技術者や経営者にとっても、知財を人材育成や事業戦略に活かすための具体的なヒントが満載の内容となっています。
 
 
IP Practice Online: “Intellectual Property Nurtures People!”
 
I watched the archived recording (about 1 hour 30 minutes) of the 236th episode of IP Practice Online, held on April 24, titled “Intellectual Property Nurtures People!” The guest was Mr. Takuichiro Tsutsumi, an intellectual-property legal consultant at Axis International Patent Firm.
 
Part 1 explained how to foster engineers, IP staff, and corporate leaders, while Part 2 covered techniques for securing strong patents—much of which strongly resonated with me.
 
I highly recommend watching the archive yourself, but for reference I asked a generative-AI system to produce the step-by-step summary that follows.

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